水虫とニンニク

黒にんにくゼミナール　　concept

ニンニクは食べて、体の内側から、
体を元気にするばかりではありません。
体の外から利用する方法も。
たとえば、水虫に、
昔の人たちはニンニクを利用していたそうです。
これは民間療法やおばあちゃんの知恵として、
今に伝わっています。

水虫に悩む人は現代でも結構います。
特に一日中靴を履いている、
ビジネスマンは、
夏になるとこの病に、
泣かされる人が多いと聞きます。
水虫はいったんかかったら、
なかなか治りにくいのが特徴です。
これといった治療薬がなかった昔は、
この水虫にニンニクを利用して、
悩みを改善していたとのことです。

そのニンニク治療は、
次のように行っていたとか。
まず患部をお湯でしっかり洗います。
これは雑菌などをとるとともに、
お湯で患部の血行を促す目的もあったそう。
次にニンニクをおろし金ですりおろして、
これを患部に塗ったそうです。
このときのニンニクは、
ごくごく薄い量で、
厚さは1ミリ程度だったとか。
症状がひどくても
それ以上は絶対に
塗らないことが重要だったそうです。
しばらくすると患部が熱を持ったように
温かくなってきます。
15分から20分くらい
そのまま放置しておいてから、
お湯で完全に洗い流したそうです。

ニンニクは成分が強いので、
患部がヒリヒリしたり、
痛みが増したらすぐに中止すること。
ニンニクの成分は強烈なので、
肌に合わない場合は、
かえって皮膚を傷めることもある、
という注意が残っています。
刺激が強いと感じる場合は、
量を減らすことも重要だそうです。
このニンニク湿布を10日間くらい行うと、
だんだん症状が改善されていった、
と伝えられています。

ニンニクの肌を損なうほどの成分の強さは、
用いる際には要注意ですが、
それだけ殺菌力が
強いということですから、
ニンニクのパワーのすごさを
かえって感じてしまいますね。
この水虫を退治する
ニンニクの成分はアリシンです。
アリシンの殺菌力は強力で、
コレラ菌やチフス菌も抹殺する力が。
これが水虫にも力を発揮するのですね。
ニンニクでの水虫退治－。
現代では医学の発達で、
すばらしい水虫薬がたくさんありますから、
刺激が強すぎる危険なニンニク治療は
ズバリ、敬遠したほうがいいでしょう。
しかし今のような安全な市販薬が
なかった昔は、勇気を奮って、
殺菌量が強いこのニンニクで、
足の病を治していたのですね。

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