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ご存知ですか？
ニンニクには驚異的な殺菌力を
備えた食品であることを。
にんにくはご存知のように元気食品ですが、
ただそれだけではなく、
その殺菌力にもずば抜けたものがあります。
一例をあげると、
水を入れた容器にすりおろしにんにく１片を
入れるだけでも、食器の消毒薬になります。
またお風呂に1片入れると、
体がぽかぽか温まる上に、
体の殺菌の効果があるのです。
ステーキを焼く場合、
肉の前に必ずニンニクを炒めますが、
これもにんにくで肉を殺菌しているのです。
もちろん、風味や味覚を
引き立てる効果もありますが。
では実際にこのニンニクに、
どれくらいの殺菌力があるかというとー。

ニンニクの抗菌力は、
コレラ菌やチフス菌に対して、
有効であることがわかっています。
このニンニクの成分を１２万倍に薄めて、
コレラ菌やチフス菌への
その威力の低下を実験してみたところ、
効力が衰えなかったという報告があるのです。

またスウェーデンでは
1日1200�rのにんにくを食べた人と、
そうでない人が、
どれだけダニによる被害が違うかを
実験したところ、
明らかにニンニクを食べた人の方が、
刺される回数が極端に少なかったという
実験報告が出ています。
この殺菌力を利用して、
ひと昔まえは水虫の治療に、
ニンニクが使われていました。
洗面器に水を張り、
その中へ数片のニンニクをすりおろして、
水虫に冒された足をつけたそうです。
ただしニンニクの成分が強いために、
この民間療法を行うには、
専門の治療家の指導が不可欠だった、
といわれています。

さて、このニンニクの
抗菌・殺菌効果は、その成分である
アリシンから由来する部分が多いのです。
アリシンにはウイルスや各種病原菌
（チフス菌や淋菌、コレラ菌、サルモネラ菌）を、
殺菌したり抑制する働きがあります。
最近では胃潰瘍の原因となるピロリ菌にも
有効であることがわかりました。
こうした効力を持つアリシンは、その１ｇが、
１５単位分のペニシリンに相当するそうです。
またアリシンからできる
ジアリルスルフィドという成分にも、
食中毒の原因となるカンピロバクター菌に対して、
抗生物質の千倍の効力がある
というレポートが出ています。
なおこのジアリルスルフィドは、
抗菌剤として病院でも利用されています。
アホエンもにんにくの成分の一つですが、
弘前大学の研究報告によると、
大腸菌O-157や炭疽菌などにも、
有効であるという示唆がされました。

にんにくの持つ殺菌・抗菌作用って、
このように凄いものがありますね。
このようにニンニクには、
食べることで体内を清浄にする働きが、
期待できる食品なのです。


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